異形棒鋼相場情報 2006年04月10日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     61,000
D13ミリ     59,000
D16〜D25ミリ 58,000
D29〜D32ミリ 59,000
SD345 D19〜D25ミリ 59,000
D29〜D32ミリ 60,000
SD390 D16〜D25ミリ 62,000
D29〜D32ミリ 63,000

尚、貴社向価格は問い合わせください。

相場基調

新年度を迎えて関東地区異形棒鋼市況は、地区メーカーの供給がしっかりしており横ばいで推移しています。市中相場はメーカー直送もの(SD295Aベース) 5万8,000円どころ、在庫品(同) 6万4,000円前後。
2006年3月の地区明細量は2月に3万トン増の30万トンをこえたもようです。2月は耐震強度偽装問題の影響もあり出件が後ずれするケースがみられましたが、ここに来て例年並の水準に回復しています。2月低迷時に市場の一部に安値受注が散見されたが、年度末には安値も聞かれなくなりました。
東京地区棒鋼市況は年明けトン5万8,000円でスタートした後、不需要期の1〜3月を横ばいで乗り切りました。関東地区メーカー各社は需要見合いの生産を徹底し価格重視の姿勢を続け、一部流通の安値成約も市況に影響を与えませんでした。
一方、3月の電炉メーカーの生産量は2月比2万〜3万トン増の30万〜31万トンに増加する見込みです。これは3月下旬の連休に電力料金が安いため、各社が集中操業を行ったためでメーカーは、注文量に見合った生産態勢を継続しており生産と出荷はミートしています。
例年4〜6月の建設需要は1〜3月に比べて増します。加えて本年は耐震偽装問題の影響で注文が後ずれしており、5月の大型連休明けには注文が集中するとの見方が出ています。 関東地区メーカーは強気の販売姿勢を崩しておらず、需要増加も見込まれることから棒鋼市況は堅調に推移するものと思われます。