異形棒鋼相場情報 2004年05月06日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     64,000
D13ミリ     62,000
D16〜D25ミリ 61,000
D29〜D32ミリ 62,000
SD345 D19〜D25ミリ 62,000
D29〜D32ミリ 63,000
SD390 D16〜D25ミリ 65,000
D29〜D32ミリ 66,000


尚、貴社向価格は問い合わせください。


相場基調

関東棒鋼は28日に記者会見を開き、大塚社長(朝日工業且ミ長)は「市況品種の基本は需給。需要に見合った生産をするのが市況商品の原則であり、改めて基本に立ち返る必要がある。」と需給を第一に考える必要があると訴えました。大塚社長は「4−5月の各社の生産量は前年同月比で約10%の減産となる見通しだ。合金鉄・耐火物・電極がひっ迫しており生産が増えることはない。建設経済研究所の小棒の需要予測では4月は前年同月比8.8%減と需要は減少する見込み。需要に見合った生産が供給責任を果たすことになる。」と強調しました。4−5月の地区生産量は鉄スクラップ入荷難から低水準だった1−2月並とみられ、鉄スクラップの入荷が緩和された3月は29万トンと増えたが在庫は減少しており足元の出荷は堅調に推移している。年明け後の原料高・製品市況上昇について「鉄スクラップは乱高下し製品価格も2−4月で大きく上昇した。動きが激し過ぎた。需給を踏まえて価格をメーカーが提示し維持していきたい。」と安定化を志向。一方で「あくまで再生産可能な価格が大事。平均出荷価格はまだ低く朝日工業鰍ニしては契約期間の明確化など取引きの見直しも考えている。」と述べ取引条件の改定が必要とするなど、メーカーの収益環境はなお厳しいとの見方を示しました。また、朝日工業鰍ヘ5月契約のベースもの販売価格は全量6万円以上での契約を目指すとして需要に見合う生産で安定取引きの確保に力を入れていくとのこと。関東地区他メーカーも追随する見通しから、連休後の棒鋼市況は引き続き強基調で推移するものと思われます。