異形棒鋼相場情報 2004年02月10日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 49,000 |
D13ミリ | 47,000 |
D16〜D25ミリ | 46,000 |
D29〜D32ミリ | 47,000 |
SD345 | D19〜D25ミリ | 47,000 |
D29〜D32ミリ | 48,000 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 50,000 |
D29〜D32ミリ | 51,000 |
尚、貴社向価格は問い合わせください。
相場基調
関東地区のスクラップ価格が一段と上昇し、1トン当たり2万1千円に続伸し1990年4月以来の水準になりました。アジアでの鉄スクラップ価格が急騰しており、連動して国内の電炉メーカー各社が玉確保に建値を引き上げているためです。鉄スクラップの輸出価格は1トン当たり2万1500円〜2万2千円で、スポット価格で2万2500円もあるそうでアジアの鉄鋼メーカーの引き合いは依然伸びているとのこと。輸出価格は関東地区電炉メーカーの買い値を大幅に上回る水準で鉄スクラップ価格の押し上げ要因となっており1985年の11月(国内価格)の2万2千円のせは時間の問題といわれています。
関東地区メーカー各社は鉄スクラップの急騰、調達の悪化を受け製品価格の大幅値上げを行いました。1月までの1千上げから2月契約では3千円値上げし4万5千円を打ち出しました。さらに
鉄スクラップ価格の上昇が続けば3月も3千円値上げし、4月には5万円の販売価格を示唆するメーカーもあります。
また地区メーカーは、1〜3月は前年同期に比べ10%以上の減産ペースで出荷を制限し需給調整を強化し値上げ浸透を後押しする構えから、目先の棒鋼市況は一段高が予想されます。