異形棒鋼相場情報 2003年11月27日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     45,000
D13ミリ     43,000
D16〜D25ミリ 42,000
D29〜D32ミリ 43,000
SD345 D19〜D25ミリ 43,000
D29〜D32ミリ 44,000
SD390 D16〜D25ミリ 46,000
D29〜D32ミリ 47,000


相場基調

関東地区の異形棒鋼市況は、秋の需要期ながら物件の出方が鈍く一服感が見られますが市況は強含み横ばいで推移しています。 地区メーカー各社は製鋼原料の鉄スラップ価格の高騰などコストアップが増していることから値上げの意向を継続して示しており、当面はジリ高含みの綱引きが続く見込みです。
他地区に比べ比較的需要量が維持されていた関東地区ですが、10月後半から需要の減速感が強まり、特に公共投資関連需要が縮小しています。 需要減ともない関東地区メーカーは10‐11月は前年同期に比べ15%程度の減産を行っていますが、特にベースサイズの出荷が減少している為、合同製鐵梶A東京鉄鋼鰍ヘ12月に緊急減産を予定しています。 また細物メーカーの三興製鋼鰍12月に4日間製鋼・圧延を休止して改修を行うそうです。 他のメーカーも年末年始の休止日も例年より数日増やし各社1週間程度休む予定で需要に見合った生産姿勢を鮮明にしています。
こうしたなか、鉄スクラップ価格が本年最高の1万8300円をつけるなど切り上がっており、物流費や副原料などコスト事情からメーカーの価格姿勢は変わらず、年末市況はジリ高で推移するものと思われます。