異形棒鋼相場情報 2003年08月07日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     42,500
D13ミリ     40,500
D16〜D25ミリ 39,500
D29〜D32ミリ 39,500
SD345 D19〜D25ミリ 40,500
D29〜D32ミリ 41,500
SD390 D16〜D25ミリ 43,500
D29〜D32ミリ 44,500


相場基調

関東地区の棒鋼市況は製鋼原料の鉄スクラップ価格が上げ調子のあり、またメーカーの強気な値上げ姿勢が市況ムードを押し上げベースものが3万9500円どころを、強含みで推移しています。
流通業者は仕入価格の上伸を受けて唱えを高めています。 メーカー各社の夏季減産で需給はタイト感を強めており、一段高の様相を帯びてきました。 棒鋼輸出は韓国向けが6月10万トンを超えメーカーは輸出を増やすことで国内向け出荷を抑え減産もあって需給はタイトな状況が保たれています。 買いを控えていたゼネコンや実需筋が7月から引き合いを寄せ始め仕入高が継続するとみた流通や商社がメーカーへの明細投入を増やしています。
メーカーでは電極や副原料の仕入価格上昇に加え先月からの鉄スクラップ価格の反騰でコストアップが続き、また10月以降の物流費上昇も見込まれ先行した価格の立て直しが急務と値上げに踏み切りました。 細物メーカーが7月に続き今月も値上げを実施しベースメーカーも8月に1千円値上げし9月にも1千円値上げを予定しており4万円を固める方針です。
現在、メーカー各社の減産姿勢に乱れなく価格政策も一貫しており秋の需要期に向けて物件も出でくると見られ現状の供給事情からみて棒鋼市況は上伸力を秘めていると考えられます。
来週からゼネコン流通ともに夏休みに入るところが多く市場は静かになりますが休み明けの市況は、メーカー主導の強基調で推移すると思われます。