異形棒鋼相場情報 2003年06月26日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     42,000
D13ミリ     40,000
D16〜D25ミリ 39,000
D29〜D32ミリ 39,000
SD345 D19〜D25ミリ 40,000
D29〜D32ミリ 41,000
SD390 D16〜D25ミリ 43,000
D29〜D32ミリ 44,000


相場基調

関東地区のベースメーカー各社は、6月に緊急減産を相次いで打ち出し低調な引き合いに応じて生産量を落としています。 細物メーカーも輸出を組み合わせ国内向出荷を抑制しており、7−9月も各社夏季定期修理以外に炉休日を広げる予定で各社の生産量は前年同期に比べて10−30%縮小する見込みです。
関東地区の棒鋼市況はベースもので3万9千円どころで横ばいで推移していますが、ゼネコンなど実需筋の指し値は厳しく流通筋は口銭がとれない状況が続いています。 しかしベース、細物メーカー各社は販売価格4万円のスタンスを変えていないためしばらくはこう着状況態が続くものと思われます。
製鋼原料の鉄スクラップ価格は現在1万3千円台で底ばいと下げに一服感が生じており輸出が再開されると価格の上昇が予想されるがメーカーは「鉄スクラップ価格に左右されず販価4万円を実現させる」と強気の姿勢を変えていません。
来週7月入りとなりますがゼネコン筋の発注量とメーカーの生産動向など需給環境が今後のポイントになると思われます。