異形棒鋼相場情報 2003年05月29日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     42,500
D13ミリ     40,500
D16〜D25ミリ 39,500
D29〜D32ミリ 39,500
SD345 D19〜D25ミリ 40,500
D29〜D32ミリ 41,500
SD390 D16〜D25ミリ 43,500
D29〜D32ミリ 44,500


相場基調

関東地区の棒鋼市況はゼネコンなど実需筋の引き合いは6月納入分など期近物が主力で先物については様子を見ています。
製鋼原料の鉄スクラップ価格が3月後半から低下したためメーカー各社は4月から単月黒字に転換しつつあるものの電力料金の値上げ、電極など副資材コストの上昇に輸送問題などを見込んで価格維持の姿勢を堅持しています。 例年であれば鉄スクラップ価格が下がれば市況が下がり、流通業者間でショート(思惑による先売り) 取引が出るのが今回はベース、細物メーカーとも販売姿勢は固く崩れる気配がないため流通間にも怖さが先に立ち販価、市況とも維持されている。
毎年7‐9月は夏季炉修時期に入りますが各社はすでに減産態勢にあり輸出を受注し国内出荷は絞っています。 さて、6月の市況ですがメーカー各社の生産と販売動向が今後の市況を左右することになり注目されます。