異形棒鋼相場情報 2003年04月24日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 42,500 |
D13ミリ | 40,500 |
D16〜D25ミリ | 39,500 |
D29〜D32ミリ | 39,500 |
SD345 | D19〜D25ミリ | 40,500 |
D29〜D32ミリ | 41,500 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 43,500 |
D29〜D32ミリ | 44,500 |
相場基調
関東地区の棒鋼市況は製鋼材料の鉄スクラップ市況の下落を受けて製品市況への影響が懸念されていますが、メーカーは依然強気の販売姿勢を示しており今後はゴールデンウィークを挟み生産動向が注視されます。
関東地区のベースメーカー朝日工業(大塚社長)は、22日に記者会見して5月の販売価格は4万円にすることを表明しました。 朝日工業は3月後半に売り出した販価4万円を早期に固める方針で併せて減産を推し進め4月後半から5月初旬にかけて操業休止を実施します。 また4−6月生産は1−3月を下回る計画で需給を引き締め販価の改善に努める考えです。 大塚社長は「製鋼原料の鉄スクラップ価格は下降しているが製品の出荷単価は低水準にあり採算は依然厳しい状況にある」として「4月から電力料金の値上げや合金鉄など諸コストの上昇」などもあげています。 さらに秋口には輸送関連の規制で物流コストが上昇する見込みから、販価4万円を定着させ適正利潤の確保をめざし「4万円以下では売らないことを徹底していく」方針を明らかにしました。
関東地区では他メーカーもゴールデンウィーク期間前後に炉休を予定しており需給ミートの状態を保つ姿勢です。