異形棒鋼相場情報 2003年03月06日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 41,000 |
D13ミリ | 39,000 |
D16〜D25ミリ | 38,000 |
D29〜D32ミリ | 38,000 |
SD345 | D19〜D25ミリ | 39,000 |
D29〜D32ミリ | 40,000 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 42,000 |
D29〜D32ミリ | 43,000 |
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相場基調
関東地区の棒鋼市況は前週に比べて1千円アップのベース3万8千円に中心値が切り上がり、さらに上値をうかがう展開です。
ベースメーカーは2月契約で2千円、3月も2千円の値上げを実施しました。
細物メーカーでは、それぞれ3千円ずつ販売価格を引き上げました。メーカー各社は昨年春から月1千円の幅で値上げを行ってきましたが製鋼原料の鉄スクラップの上げ足が衰えず年明け2月から上げ幅を2千円に拡大しました。このため棒鋼市況は2月から上伸ピッチを速めており、関東地区メーカーは3月後半にも2千円の値上げを表明しています。
メーカーでは製鋼原料の鉄スクラップの上昇に加えて電力料金や副資材費、輸送費などコストアップから採算を確保するための販価値上げと説明しています。
ベースもの相場が3万6千円を越えたのは1996年6月以来6年9ヶ月ぶりでメーカー各社は月内に販売価格を4万円とする意向を示していることから、メーカー主導の強基調展開が続くものと思われます。