異形棒鋼相場情報 2003年01月30日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     37,000
D13ミリ     35,000
D16〜D25ミリ 35,000
D29〜D32ミリ 35,000
SD345 D19〜D25ミリ 36,000
D29〜D32ミリ 37,000
SD390 D16〜D25ミリ 39,000
D29〜D32ミリ 40,000


相場基調

関東地区の有力ベースメーカー、朝日工業、合同製鉄、東京鉄鋼の3社は2月初旬に1千円、中旬に追加1千円の計2千円の値上げを実施します。 朝日工業の大塚社長は「鉄屑価格が急上昇し、現状価格では採算が厳しい」としており、早期に事態を改善させるためにも値上げピッチを早める必要性があると強調しました。 同社では1月並の生産で対応し、減産、減販で価格浸透を目指すとし、「僚品のH形鋼価格と比較して丸棒の市況上昇ペースはまだ手ぬるい。 もっとメーカー各社が価格に対して意識を高めていく必要がある。」として当面の目標水準を「メーカー販売価格4万円を念頭に適正価格化をひたすら愚直に目指すべき。」と強気な姿勢です。
また関東地区の細物メーカー各社は2月初旬に2千円程度の値上げをする意向で、さらに2月後半に1千−2千円の値上げを検討しており、実質消失しているサイズエキストラを回復する考えです。
こうした状況からメーカーの価格優先の姿勢が市場に浸透し、流通も唱えを上げており、市況は強含みジリ高で推移しています。