異形棒鋼相場情報 2002年12月16日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 36,000 |
D13ミリ | 34,000 |
D16〜D25ミリ | 34,000 |
D29〜D32ミリ | 34,000 |
SD345 | D19〜D25ミリ | 35,000 |
D29〜D32ミリ | 36,000 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 38,000 |
D29〜D32ミリ | 39,000 |
相場基調
製鋼原料の鉄スクラップ市況は急騰する輸出価格の影響を受け、さらに騰勢感を強めています。 関東鉄源協同組合の1月積みスクラップ輸出入札は前回に比べて1747円高の平均価格が1万4067円と大幅上伸し、関東地区の相場と比べ1200−1500円高値で落札されました。 このため地区の電炉メーカーは対抗値上げに動く可能性があり、関東地区のスクラップ市況は上昇する見通しです。
鉄スクラップの輸出はアジア各国の需要増を背景にアジア向けの米国スクラップ価格が急騰し、月初めに比べて14−15ドル高の140ドル台後半で推移しており、直近150ドル台のオファーもあると聞きます。
一方、関東地区の電炉メーカー購入価格は1万3500円から高値1万4千円と高止まりをしていましたが、今回の輸出落札結果がメーカー購入価格より高値だったため、越年用の在庫確保を進めていたメーカー側は価格上乗せに動く可能性もあります。
こうした状況から棒鋼市況も鉄スクラップ相場同様強基調が続くと思われます。