異形棒鋼相場情報 2002年11月01日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     36,000
D13ミリ     34,000
D16〜D25ミリ 34,000
D29〜D32ミリ 34,000
SD345 D19〜D25ミリ 35,000
D29〜D32ミリ 36,000
SD390 D16〜D25ミリ 38,000
D29〜D32ミリ 39,000


相場基調

関東地区のベースメーカーは1−3月を見据えての減産・減販をします。 朝日工業は11月に30日間製鋼と圧延を休止し、年末も8日間の設備休止を予定しているそうです。 これはこのところ製鋼原料の鉄スクラップ価格の値上がりとともに採算が悪化していることを踏まえ、減産・減販で需給調整を進展させることで市況水準の上昇を促すとともに鉄スクラップ価格の上昇を食い止めることを目的としています。
朝日工業に続き合同製鉄、東京製綱、伊藤製鉄所もそれぞれ3日間の全面操業休止による減産計画を30日に発表しました。 合同製鉄は船橋工場で11月7日、20日、21日、東京製綱は小山工場で6日、13日、20日、製鋼と圧延を全面操業休止し、10月に比べて10%以上の減産強化をして操業休止中は鉄スクラップの購入も休止するそうです。 また11月の棒鋼販売量は20−30%削減して原料と製品の改善を図る計画です。 伊藤製鉄所は筑波工場で11月12日、13日、18日の3日間全面休止し、12月および年末年始の大幅減産も検討中とのことです。 鉄スクラップ価格はこの1ヶ月間で平均2千円と急伸しており、各社はコスト上昇で「赤字転落がさけられない」としており、今後の市況動向が注目されます。