異形棒鋼相場情報 2002年10月24日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     36,000
D13ミリ     34,000
D16〜D25ミリ 34,000
D29〜D32ミリ 34,000
SD345 D19〜D25ミリ 35,000
D29〜D32ミリ 36,000
SD390 D16〜D25ミリ 38,000
D29〜D32ミリ 39,000


相場基調

関東地区の棒鋼市況は細物とベースメーカーの値上げが後押しするなか、ゼネコンなど需要家サイドの厳しい指し値に加え流通間の受注競争が足かせとなり、強含みながらもちあいの状況です。
関東では年初からメーカー値上げを受けて、月を追って市況は切り上がり、4年振りに3万円大台に戻しました。 その後旧盆をはさみ、下期に目標としてきた3万5千円をめざしましたが、足踏み状態が続いてきました。
一方、メーカーは販売価格を段階的に引き上げ、9月の契約ではベース3万5千円を提示し、売り腰は強く、細物メーカーもベース以上に強気姿勢が目立ちます。 また、メーカー各社は来年1−3月の不需要期をにらんだ生産計画を立てており、在庫レベルを低水準にとどめるため12月に追加減産を検討しています。 棒鋼市況を押し上げるには需給調整が必要で、売り止めなど減販との組み合わせで流通筋の販売姿勢を引き締め、市況回復を図る考えです。
10月に入って製鋼原料の鉄スクラップ相場が高値で、1万3千円と再び強基調。 今後の動向が製品市況にどのように影響するか注目されるところです。