異形棒鋼相場情報 2002年10月10日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     36,000
D13ミリ     34,000
D16〜D25ミリ 34,000
D29〜D32ミリ 34,000
SD345 D19〜D25ミリ 35,000
D29〜D32ミリ 36,000
SD390 D16〜D25ミリ 38,000
D29〜D32ミリ 39,000


相場基調

関東地区の細物メーカー各社は10月に入り新規契約分から1千円の値上げに取り組んでおり、新規契約で建値は3万5千円に乗せます。
関東地区の細物明細投入量は9月、14−15万dと推測され、4−6月に比べ若干減少しました。 10月は今のところ足は鈍いが商社には明細が集まっており、15万dは超えるとみられています。
先月14日に圧延工場で火災を起こした東北スチールの振替出荷が関東メーカーで始まっています。 川崎製鉄グループのダイワスチール埼玉三郷工場が24時間操業で対応。 他の細物メーカーでも商社からの振替で100d単位を現場に持ち込んだものもあるそうです。 ベースサイズも含めて関東玉が東北地区へ数千d単位で輸送されています。 このため関東需給は引き締まる方向で東北スチールの製品は北関東にまでデリバリーされていたため特に北関東地区の需給がタイト化すると見られます。
メーカーサイドは製鋼原料の鉄スクラップ価格が上昇機運にあり、また再投資可能な採算レベルに無いことからじっくりと値上げに取り組む姿勢です。 こうした状況から関東地区の棒鋼市況は強基調で推移するものと思われます。