異形棒鋼相場情報 2002年10月03日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     36,000
D13ミリ     34,000
D16〜D25ミリ 34,000
D29〜D32ミリ 34,000
SD345 D19〜D25ミリ 35,000
D29〜D32ミリ 36,000
SD390 D16〜D25ミリ 38,000
D29〜D32ミリ 39,000


相場基調

先月14日に圧延工場で火災事故を起こした仙台の電炉メーカー、東北スチール(生産量、月間2万5千トン前後)は26日から製鋼工場のみ操業を再開しました。 製鋼工場の稼動により生産したビレットは同じ川崎製鉄グループのダイワスチール埼玉三郷工場で振替圧延をします。 東北スチールの圧延工場の稼動再開は12月頃になる見通しで、その間は東北地区メーカー2社と信越地区の2社も支援する予定で、関東地区のメーカーにも振替出荷を要請してきています。 このため関東のベースもの、細物メーカーも100dから1000dレベルで出荷対応するようです。
関東地区のメーカー各社は10月契約の新販売価格を1千円値上げして3万5千円で売り出しています。 流通筋はメーカー販価との逆ザヤを解消させるためゼネコンなどの実需筋に対して掲示価格引き上げに取り組んでおり、棒鋼市況の上伸基調はしばらく続くものと思われます。