異形棒鋼相場情報 2002年08月07日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     35,500
D13ミリ     33,500
D16〜D25ミリ 33,500
D29〜D32ミリ 33,500
SD345 D19〜D25ミリ 34,500
D29〜D32ミリ 35,500
SD390 D16〜D25ミリ 37,500
D29〜D32ミリ 38,500


相場基調

関東地区の有力ベースメーカー、合同製鉄と東京鉄鋼の共同販売会社、東京デーバー・スチールは棒鋼の8月契約を1日から19日まで売り止めし、20日から販売を始める予定です。
販売価格は1千円値上げする見通しで、減販・減産で需給を引き締め、価格重視の販売姿勢を強める考えです。
合同製鉄船橋工場と東京製綱本社工場では減産態勢に加えて夏期定期炉休を実施するため減産幅が拡大します。 両社の契約残は十分あるため販売を抑制して価格改善の姿勢を明確に打ち出しました。
関東地区のベースメーカー各社は「再生産可能な価格」を目指して当面は3万5千円の販価を目標としています。 現在メーカー販価は3万3千円で製鋼原料の鉄スクラップ価格が高止まりにあり、出荷ベースでは採算確保が厳しい状況にあるため、8,9月と1千円程度の値上げを実施し、採算回復に努める方針です。
市場ではD10,D13_の細物メーカーが8月契約で1千円値上げしたことから強基調で推移しており、盆休み明けの市況もメーカー主導でジリ高が続くものと思われます。