異形棒鋼相場情報 2002年06月06日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     34,000
D13ミリ     32,000
D16〜D25ミリ 32,000
D29〜D32ミリ 32,000
SD345 D19〜D25ミリ 33,000
D29〜D32ミリ 34,000
SD390 D16〜D25ミリ 36,000
D29〜D32ミリ 37,000


相場基調

関東地区の棒鋼市況は6月に入って一段と強基調で推移しています。 関東メーカー各社は6月から追加値上げを進め、ベースもの販売価格を3万2千円にしたことをうけ、市場では流通筋も販価を引き上げており、市中相場はジリ高となっています。
業界紙による関東地区でのメーカー受注量は今年1−3月が98万dと多く、その反動で4月以降は25万d以下に落ちるとみられていたが、4月は30万dをクリアし、5月も月末の駆け込みで30万dを越えた見込みで、1−5月の累計では160万d規模に達したことになるそうです。 この数量規模はバブル経済期に匹敵する量で、都市再開発のプロジェクトに負うところも大きいが、中小規模のマンション建設や耐震構造への補修などの需要も馬鹿にならないとし、関東の需要堅調はまだ続くのではとのこと。 メーカー各社は出荷対応に追われているが、出荷ベースの単価は3万円にとどかず、販価引き上げによっての採算確保を急ぎ、強気の姿勢をかえません。 こうした状況から棒鋼市況は目先も強基調が続く見通しです。