異形棒鋼相場情報 2002年05月30日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 34,000 |
D13ミリ | 32,000 |
D16〜D25ミリ | 32,000 |
D29〜D32ミリ | 32,000 |
SD345 | D19〜D25ミリ | 33,000 |
D29〜D32ミリ | 34,000 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 36,000 |
D29〜D32ミリ | 37,000 |
相場基調
関東地区の細物およびベースものメーカー各社は,6月から相次いで販売価格を1千円引き上げる予定です。 ベースメーカーの朝日工業が既に値上げを表明しましたが,ベースメーカー他社と細物各社も値上げする方針です。 メーカーは製鋼原料の鉄スクラップ相場が再び上昇傾向にあることや,夏場は電力料金の関係で夏季減産を目前に控えていることをあげています。 とくに細物メーカーはこれまで輸出を需給調整に使ってきたが,現状は国内向け出荷に終われて一部売り止めするメーカーが出るなど,タイト化傾向にあります。 こうした状況からメーカーの強気姿勢はさらに続くものと思われ,市中の相場もメーカー販価値上げに連動してジリ高が見込まれています。
また、関東地区のメーカー手持ち契約残はベースで平均2か月分以上。 細物は2.5−3か月分あり,減産,減販の方針で足並みがそろい,市況改善に注力し,当面販価3万5千円どころを目指して引き上げていく構えです。