異形棒鋼相場情報 2002年05月23日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     33,500
D13ミリ     31,500
D16〜D25ミリ 31,500
D29〜D32ミリ 31,500
SD345 D19〜D25ミリ 32,500
D29〜D32ミリ 33,500
SD390 D16〜D25ミリ 35,500
D29〜D32ミリ 36,500


相場基調

関東地区のメーカー各社は6月積契約の販売価格をd当たり1千円程値上げする見通しです。 メーカーは今年の2月から段階的に販価を引き上げ、今月1日にはベースもの価格を3万1千円にしました。 しかし現在の出荷単価は3万円を下回っており、製鋼原料の鉄スクラップ高の影響で採算の確保は困難だとし、今後も減産体制を継続して採算改善に臨む構えです。
鉄スクラップの市況は例年連休後、軟化する傾向がありますが、今年は堅調な国内需要と輸出に支えられ、1万円以上でジリ高推移しています。 また鉄スクラップ高要因の一つに関東地区の細物メーカーの製品輸出があるようです。 城南製鋼所9千d(4−5月積み)三興製鋼、関東スチールが各6千d(6月積み)を米国向けに輸出するために関東地区のスクラップ需給がタイト化したことがあげられます。
このような状況から鉄スクラップ高は続くものと思われ、メーカーの出荷ベース採算回復の値上げで棒鋼市況はジリ高が見込まれます。