異形棒鋼相場情報 2002年03月28日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     31,500
D13ミリ     29,500
D16〜D25ミリ 28,500
D29〜D32ミリ 28,500
SD345 D19〜D25ミリ 29,500
D29〜D32ミリ 30,500
SD390 D16〜D25ミリ 32,500
D29〜D32ミリ 33,500


相場基調

関東地区のベースものメーカー各社は4月1日から販売価格を1千円上げ、3万円を打ち出す予定で新販価の早期浸透を図るため4−5月の操業休止日を増やすなどで供給を削減し、需給を一段と引き締めていく方針です。
鋼材価格全体が国際価格を目指して値戻しが進められていることから、棒鋼販価3万円は「一つの通過点で、さらに引き上げていく必要がある」(大塚関東棒鋼社長=朝日工業社長)としており、今後は国際価格を目標に、引上げに積極的に取り組んで行く構えです。
ベースメーカー各社の計画によりますと、東京製綱は事業再構築の一環として、4月1日から小山工場の50d電炉、圧延一系列を休止する予定で、小山工場は70d電炉一基、圧延一系列となり、生産能力は大幅に減少します。 合同製鉄は船橋工場のトランス更新工事のため4月22日から28日まで操業休止する予定で、生産減に合せて販売も削減するそうです。 朝日工業は5月6日―9日の4日間、埼玉工場の圧延を休止予定。 伊藤製鉄所は筑波工場を3月26日から30日まで休止する予定で、5月にも休止の方向で検討中とのことです。
関東地区の細物メーカー各社も4月末から5月初めにかけて4−5日間の操業休止を予定しているそうで、関東地区のベースメーカーと細物メーカー各社の供給圧縮の足並みは揃いそうです。
東京市場ではメーカーの強気姿勢を反映し、市況は強基調で推移しており、目先もジリ高が続くものと思われます。