異形棒鋼相場情報 2002年02月21日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     30,000
D13ミリ     28,000
D16〜D25ミリ 27,000
D29〜D32ミリ 28,000
SD345 D19〜D25ミリ 28,000
D29〜D32ミリ 29,000
SD390 D16〜D25ミリ 31,000
D29〜D32ミリ 32,000


相場基調

関東地区棒鋼メーカーの朝日工業、合同製鉄、東京鉄鋼、伊藤製鉄所、三興製鋼、城南製鋼所、関東スチールなどは今週に入って販売価格を相次いで1千円上げました。 今月前半の1千円値上げが浸透したことから後半でさらに1千円の値上げを行うようです。
製鋼原料鉄スクラップ価格の急伸で採算が悪化したことから各社は危機感を強めており、早期に販価3万円台乗せに向けて市況を押し上げていく構えです。
関東地区の棒鋼販価改善ではこれまでベースサイズメーカーと細物メーカーとの姿勢の不一致が指摘されており、これが改善ペースを遅らせる傾向とみられていましたが、ここにきて早期3万円台乗せに向けて両方の足並みが揃ってきました。 鉄スクラップの値上がりで各社は月次で赤字に転落し、強い危機感が販価改善を最優先させる方向に揃えさせたものとみられます。
こうした状況をうけ流通筋も売り腰が引き締まり、市況は強含みで推移。 目先はメーカー主導の相場展開が続くものと思われます。