異形棒鋼相場情報 2002年01月31日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 29,500 |
D13ミリ | 27,500 |
D16〜D25ミリ | 26,500 |
D29〜D32ミリ | 27,500 |
SD345 | D19〜D25ミリ | 27,500 |
D29〜D32ミリ | 28,500 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 30,500 |
D29〜D32ミリ | 31,500 |
相場基調
製鋼原料の鉄スクラップ価格高騰を受け、関東地区棒鋼メーカー各社が値上げに動き出しました。 関東棒鋼の大塚社長(朝日工業社長)は1月30日に会見を開き「今の価格では事業が成り立たない。 先日の関東棒鋼の役員会ではベース、細物メーカーとも価格を中心に置き、数量は追わないことでまとまった」と述べ、今年度中にd3万円の販売価格が実現するとの見解を明らかにしました。
ベース、細物メーカーとも値上げに乗り出す見通しで、朝日工業では2月1日からd1千円の値上げを実行します。 需要環境は厳しいが大塚社長は「各社のトップから営業担当者まで量は我慢し、価格改善に取り組むことで首尾一貫している雰囲気がある」として価格優先の意識が浸透しているとみています。
円安基調が輸出を促進し、鉄スクラップが上昇して昨年夏から3千円アップの9千円台半ばと高騰機運が恒常化しており、メーカーの中には「d5千円上げてもおかしくない」「明細量はゼロでも良い」との声もあるそうで、3万円を目指すムードが高まっているようです。
こうしたなか市場ではゼネコンなど実需筋の指し値は相変わらず厳しいが、安値での受注は消え、流通も見積価格を引き上げています。 尚、メーカー各社は2月中旬以降に再値上げを進める方針です。