異形棒鋼相場情報 2001年11月01日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 29,000 |
D13ミリ | 27,000 |
D16〜D25ミリ | 26,000 |
D29〜D32ミリ | 27,000 |
SD345 | D19〜D25ミリ | 27,000 |
D29〜D32ミリ | 28,000 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 30,000 |
D29〜D32ミリ | 31,000 |
相場基調
関東地区の有力電炉メーカー朝日工業は、10月31日にこれまでの枠契約残を処理して11月第2週から棒鋼の実行販売価格を1千円引き上げると表明しました。 この発表にともない東京鉄鋼、合同製鉄、伊藤製鉄所などベースものメーカー他社も時期を前後して実行販価の値戻しを図るものと思われます。 朝日工業は7月以降、枠売りの契約残が明細末消化のまま8、9、10月と枠の売り出し量を圧縮して枠契約残の消化に努めてきました。 この契約残が10月末、少なくとも11月第1週には処理ができる見通しになったとして、11月の早い段階での実行販価の1千円幅で値上げを実施するとのこと。
販売形式はこれまでと同様に枠売りですが商社に対しては月を越して末消化になるような申し込みは避けるよう申し入れるようです。 11月5日に開かれる14商社の丸棒担当トップとの会で説明し、枠契約についても明確にするよう強調するそうです。
一方、棒鋼市況はゼネコンなど実需筋からの引き合いが当用買いの域を出ず、流通業者間にも販売姿勢にばらつきがみられ市中相場も2万6千円台で推移しており、中には2万5千円台の安値商いも聞かれます。 ベースメーカー各社の販価引き上げもからみ今後の市況の動向が注目されます。