異形棒鋼相場情報 2001年10月25日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     29,500
D13ミリ     27,500
D16〜D25ミリ 26,500
D29〜D32ミリ 27,500
SD345 D19〜D25ミリ 27,500
D29〜D32ミリ 28,500
SD390 D16〜D25ミリ 30,500
D29〜D32ミリ 31,500


相場基調

関東地区ではメーカー各社の市況対策が続いていますが、ゼネコンなど実需筋は購入コスト削減に注力。 安指し値で当用買いに徹し流通は総需要量の減少のなか売り上げ確保に動いているため市況は2万6500円を中心に弱横ばいで推移しています。
こうしたなか米国際貿易委員会(ITC)は22日、鋼材に対する緊急輸入制限に向けた通商法201条に基づく調査で対象33品目のうち12品目について米国内業界に深刻な被害を与えていると認定しました。 判断が割れた4品目と合わせて16品目が救済措置の対象となるようです。 このなかに鉄筋棒鋼も含まれており今後の米国向け輸出への判断が難しくなるそうです。 今のところ関東地区では12月前半積みぐらいまで成約が進んでいるもようで数量的には10〜12月積みが4万d前後見込まれているようです。 関東の4〜9月に米国向け輸出実績は約9万dの見込みで月間平均1万5千dになり、仮にこの輸出がなくなればその分の減産が必要で12月後半からそれだけの減産が実施できるかどうかが細物市況動向の鍵となります。