異形棒鋼相場情報 2001年09月20日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 29,500 |
D13ミリ | 27,500 |
D16〜D25ミリ | 26,500 |
D29〜D32ミリ | 27,500 |
SD345 | D19〜D25ミリ | 27,500 |
D29〜D32ミリ | 28,500 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 30,500 |
D29〜D32ミリ | 31,500 |
相場基調
関東地区の棒鋼市況はベースもの、2万6500円〜2万7000円どころと横ばいで推移しています。
メーカー各社は原料の鉄スクラップ価格が低位で安定していることもあって,黒字操業になっているとの声も聞かれますが、流通筋では「ベタなぎ相場」が続いていることから利潤が確保できなくなっています。
メーカー各社は今春から需給調整を強化しており,具体的に減産幅の拡大と枠売りによる販売制限に乗り出しました。
これまでメーカー各社は長引く不況から赤字操業が続いており,これを打破するための施策でした。
しかしこの間に原料の鉄スクラップ相場が値下がりしたことで収益は改善しました。
収益が苦しい時期に唱えていた「鉄スクラップ価格プラス2万円」にほぼ近づいてます。
一方,流通筋はこれまで市況の上下によって生じるサヤで利潤を確保してきましたが、「ベタなぎ相場」となっている今ではそれができず、ゼネコンなど実需筋の厳しい指し値と安値に対応しないメーカーの間で苦しい商いが続いています。