異形棒鋼相場情報 2001年07月19日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 30,000 |
D13ミリ | 28,000 |
D16〜D25ミリ | 27,000 |
D29〜D32ミリ | 28,000 |
SD345 | D19〜D25ミリ | 28,000 |
D29〜D32ミリ | 29,000 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 31,000 |
D29〜D32ミリ | 32,000 |
相場基調
関東地区のベースメーカーと細物メーカー各社は7月後半分の枠売りを今週16日から19日までの期間限定で売り出しました。
このうち細物D10、D13_を7月前半に比べて500円値上げました。
鉄筋用棒鋼市況は関東以外では7月以降も全国的に弱含みを払拭できず、関西地区ではベースものが2万3千円以下の安値も聞かれ、軟調で推移しています。
これに対して関東地区では伸び悩みながら市況は横ばいで推移しています。
メーカー各社の出荷は6月に続き7月も順調で夏季減産に入ったこともあり、メーカー主導の市況対策が進められています。
とくに細物メーカーは夏季減産に加え、7-8月積み輸出成約が4万d以上あるため、需給タイト化に自信を持ち、今回の値上げを行いました。
また、ベース各社も減産で価格の見直しを迫っています。
しかし市場ではゼネコンをはじめ実需筋の買い姿勢は慎重で、流通業者との綱引きが続いています。
減産が本格化する8月盆前後に相場基調が上向くとの見方もありますが、その時期はゼネコンも盆休みに入ります。
秋相場を占う意味でも8月の市況動向が注目されます。