異形棒鋼相場情報 2001年07月12日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 30,000 |
D13ミリ | 28,000 |
D16〜D25ミリ | 27,000 |
D29〜D32ミリ | 28,000 |
SD345 | D19〜D25ミリ | 28,000 |
D29〜D32ミリ | 29,000 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 31,000 |
D29〜D32ミリ | 32,000 |
相場基調
関東地区のベースメーカー各社は需給改善のため滅産強化に動いており、ベースメーカー全休で今期7〜9月は前期4〜6月実績に比べて17〜18%程度の供給削減になる見通しとのことです。
電炉メーカーは例年、夏場は設備を休止して定期的修理を行う夏季炉修に入りますが、今年は休止期間を長くする傾向です。
ベースメーカーの操業休止と滅産幅−
合同製鉄は船橋工場を7月26日から8月2日までの8日間製鋼、圧延を全面休止して前期比10%強の滅産強化し、朝日工業は8月26日から9月2日までの8日間、埼玉工場を全面休止して前期比15%滅産を計画しています。
伊藤製鉄所は筑波工場を8月15〜16日、8月28日〜9月1日の7日間休止の計画で滅産は20%程度の見込みになり、東京製綱は小山工場を8月13日から18日頃まで休止する予定で、鉄筋用棒鋼の生産は25%程度の大幅滅産の見通しとのことです。
現在関東地区の棒鋼市況は綱引き状態が続いており、メーカー各社は販売価格改善の正念場とみて長期休止で供給を絞って需給にタイト感を出していくことを狙っているようです。
関東地区ではベースメーカー、細物メーカー共に大規模滅産を行い市況改善に注力していく姿勢を打ち出してきましたが、今後の市況展開が注目されます。