異形棒鋼相場情報 2001年05月17日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 29,000 |
D13ミリ | 27,000 |
D16〜D25ミリ | 27,000 |
D29〜D32ミリ | 28,000 |
SD345 | D19〜D25ミリ | 28,000 |
D29〜D32ミリ | 29,000 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 31,000 |
D29〜D32ミリ | 32,000 |
相場基調
関東地区の棒鋼市況は減産などの需給調整で市況改善に注力するメーカー各社と厳しい指値でせまるゼネコンなど実需筋、新規物件が少ない中、受注にあせる流通筋の間で綱の引き合いが続いています。
ベース物の市中相場は2万7千円前後とメーカーの販売価格2万8千円より1千円安く、市場には停滞感が広がっています。
こうしたなか、関東地区の細物メーカーは需給改善を目指して輸出成約に積極的に動き出しました。
関東スチールが米国向けに1万トン成約し5-6月に圧延して船積みし、千代田鋼鉄工業も4千200トンを成約5月中に船積みします。
さらに三興製鋼はほぼ15年ぶりに輸出を再開して米国向けに7千トン成約し6月に船積みするそうです。
関東地区では細物がベース物の足を引っ張っているといった見方もあり、細物の建て直しが棒鋼全体の重要課題と言われています。
細物メーカー各社の輸出拡大が今後どのように関東地区の市況に影響を与えるのか成り行きが注目されます。