異形棒鋼相場情報 2001年03月01日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     30,000
D13ミリ     28,000
D16〜D25ミリ 27,000
D29〜D32ミリ 28,000
SD345 D19〜D25ミリ 28,000
D29〜D32ミリ 29,000
SD390 D16〜D25ミリ 31,000
D29〜D32ミリ 32,000


相場基調

関東地区のベースものメーカー各社は3月契約分を26日から売り出し3月2日に締め切りの5日間に限定した枠売りを実施しています。
販売価格については2月契約分に比べて1千円値上げをしました。
2月26日から28日までは通常の明細ベースで受け付け3月の枠契約分は2日で売り止める今までにない枠売りです。
このようにメーカーが5日間の期間限定販売を行うのは異例のことで軟化傾向にある棒鋼市況の中で価格重視の販売姿勢を示したことになります。
関東の市況は1月後半から綱引き状態が続き咲き安を見越してのショート(思惑による空売り)商いがだんだん増え三井物産の推計では24万トン−25万トンはあると言われています。
この分は現行価格より安値で受注しているのでメーカーが安値に応じなければこのショート分が春需要に上乗せされて出てくるとの読みもありメーカー各社は3月にも再値上げを考えているようです。
メーカーの価格対策が年度末の市況にどのように反映されるか今後の市況動向が注目されます。