異形棒鋼相場情報 2000年12月28日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     30,500
D13ミリ     28,500
D16〜D25ミリ 28,000
D29〜D32ミリ 29,000
SD345 D19〜D25ミリ 29,000
D29〜D32ミリ 30,000
SD390 D16〜D25ミリ 32,000
D29〜D32ミリ 33,000


相場基調

関東地区異形棒鋼市況は今年は強含みでスタートしました。 その後ジリ高含みで推移し7月中旬には2万7千円を実勢化し年初に比べて2−3千銭円上昇しました。 しかし8月以降一部のメーカーに売り圧力が散見され、ややダレムードの場面が続き2万6千円を下回る商いも聞かれました。 その後11月に入って新規明細が増加し11月のメーカー受注は32万トンに達し、8月の24万トン、9月28万トン、10月26万トンに比べ大幅に増えました。 これに加えて11月後半からメーカー各社の出荷も大幅に増加しメーカー在庫の減少が目立ち、需給好転を受けメーカーの売り腰が再度引き締まりました。 12月には言って年末環境手仕舞いムードから引き合いは一服気味となりましたがメーカーの出荷は引き続き好調で即納がきかない状態となっています。 こうした状況下の12月20日には関東地区共販会社関東棒鋼の大塚社長(朝日工業社長)は記者会見し、来年の3月までには当面の目標である3万円台乗せの可能性が大きいと見通しを述べ1月中旬に1千円程度の販価引き上げを表明しました。 今年も余すところ3日、関東地区年末の棒鋼市況は強気調高値寄りで新しい年を迎えることになりました。