異形棒鋼相場情報 2000年07月27日



規格サイズトン単価(円)
SD295AD10ミリ     30,500
D13ミリ     28,500
D16〜D25ミリ 27,500
D29〜D32ミリ 28,500
SD345 D19〜D25ミリ 28,500
D29〜D32ミリ 29,500
SD390 D16〜D25ミリ 31,500
D29〜D32ミリ 32,500


相場基調

関東地区の棒鋼市況はメーカーの値上げ減産など強気姿勢を受けて安値は消えていますが 新規の引き合いが低迷しており相場はベースもので2万7千円と値ごろ変わらずとなっています。 7月下旬を過ぎてもゼネコンなど実需筋からの引き合いは依然として小口当用買いで市中の商いは 一服気配となっています。 関東地区の棒鋼共販会社関東棒鋼の大塚社長(朝日工業社長)は25日の定例役員会後の記者会見で 「ここにきて新規明細の出方は若干鈍っているようだが焦る要素は何もない、 メーカーとしてはベース2万7千円以下の販売はしないと言うことで自信を持って価格回復の姿勢を貫く」 と強調しました。 また8月以降についても「8月は各社、定期修理計画があり、細物も生産は落ちる。 9月以降の需要はある。」とし、自信を示しました。 また、例年弱気材料の一つだった関西地区が値上がりし、関東地区相場と並んだこともあげ 「周辺状況をしっかり見極めれば心配することはない」と強調しました。 こうしたなか、市況は伸び悩み状態が続いていますが今後関東地区メーカーの小刻みな値上げが 予想されることから相場はジリ高で推移するものと思われます。