異形棒鋼相場情報 2000年06月12日
規格 | サイズ | トン単価(円) |
SD295A | D10ミリ | 30,500 |
D13ミリ | 28,500 |
D16〜D25ミリ | 27,500 |
D29〜D32ミリ | 28,500 |
SD345 | D19〜D25ミリ | 28,500 |
D29〜D32ミリ | 29,500 |
SD390 | D16〜D25ミリ | 31,500 |
D29〜D32ミリ | 32,500 |
相場基調
関東地区の棒鋼市況はメーカー各社とも売り腰がしっかりしていることから高値よりで推移しています。
6月入り後の商いは一服場面の様相ですが、メーカーの強気な販売姿勢は崩れておらず、需給改善を背景に販売価格回復を積極的に進めていく構えです。
関東地区ベースメーカーの伊藤製鉄所、合同製鉄、東京鉄鋼、朝日工業は今月19日から唱えを1千円上げて新販価2万9千円にすると発表しました。
また、来期(7−9月)は夏季減産になり、伊藤製鉄所は7月15日・16日・8月28日〜9月1日、合同製鉄は7月26日〜8月2日、朝日工業8月27日〜9月3日と製鋼、圧延の操業を全面休止する計画で、3社は7〜9月は今期(4〜6月)見込比で10%以上の大幅減産になる予想です。
現在流通業者の一部に思惑的なショート対応(先売り)が聞かれますが、ここでのショート対応は流通の損失を大きくさせるとメーカーは懸念しています。こうしたメーカーの強気姿勢を受けて市況はジリ高が続くと思われます。